長時間勉強するときのコツ

11月もすでに下旬。入試本番もすぐそこです。
受験生でない生徒も今は期末テスト前で部活もお休みになる時期ではないでしょうか。
そろそろ色々なイベントが終え「丸1日勉強に使える日」が出来てきたかと思います。
しかし、丸1日勉強するのはなかなかの苦行です。
また時間の確保が容易になると
ダラダラと勉強してしまい効率が落ちてしまいがちです。
今回は「丸1日勉強に使える日」を少しでも効率よく過ごす方法をご紹介をします。
少しでも自分に合いそうだなと思えましたらぜひお試しください。

1.今日の行うべき項目(タスク)をすべて書き出す
簡単にできて、効果絶大です。作業が遅い、効率が悪い人の多くは
自分が今日行なうべき作業の全体像を把握できていないことに起因することが非常に多いものです。
行き当たりばったりで勉強をこなしてしまい、後から作業の抜け漏れが発生したり、1日に終わらない量の計画を立ててしまいがちです。
タスクを書き出す際は、メインの課題から雑務(掃除やファイル整理)まで思いつく限り書き出します。
今日進める必要のある作業ベースで書き出すと良いでしょう
何をしていいのかわからない時は週間目標や次のテストまでのスケジュールを考慮し逆算しながら決めていくと良いです。
先生に相談するのもよいでしょう。

2.すぐに終わるものから終わらせてモチベーションを上げる
今日のタスクをすべて書き出したら、すぐに終わるものから取り掛かりましょう。
思いつく限りタスクを書き出したら、タスクごとにどのくらい時間がかかりそうかを目算で書き込んでいきます。
時間を書き出したら3分とか5分程度の短時間で終わるものから始め、数十分かかるタスク、数時間かかるタスク、という順番でこなしていきます。
すぐに終わるタスクから始める利点は、小さなタスクを先に終わらせてしまうだけでも達成感が生まれ、作業が早くなった気分になれるのでオススメです。
また、すぐに終わるタスクを大量に抱えたまま時間のかかるタスクを始めてしまうと、途中で小さなタスクに意識を奪われてしまったり、終盤になって未完了タスクに追われたりするため、非効率になりがちです。
サクッと終わらせられることは先に終わらせることで、かなり気持ち良く勉強ができます。

3.ボリュームが大きいタスクは可能な限り細分化する
タスクを書き出す際、大雑把に書き出してしまうと作業にかかる時間が把握しづらくなります。
わかりやすく説明するために、料理で例えてみます。
「カレーを作る」というタスクがあったとして、これにかかる時間はどのくらいでしょうか? 自分なりにかかりそうな時間をイメージしてみてください。 カレーを作るだけでも細分化すると、買い物に行って材料を揃える、食材を切る、鍋で玉ねぎや肉を炒める、その他の野菜を入れ煮る、カレーライスにするならお米を研いで炊く、などの作業が内包されています。
思っていたより、時間がかかりそうに思えませんか? 作業を大雑把にしか把握していないと、このくらいで終わると思っていたのに予定より時間がかかったということが起きがちです。
1つの課題をある程度細分化し、作業ベースで把握できるようになるだけでも作業効率のコントロールがしやすくなります。

4.タスクを終わらせるごとに自分にご褒美をあげる
これは、作業を片っ端から片付けていくときのモチベーションを上げるコツです。
予定より少し早く終わったら、休憩を挟む。外に出られるなら、ちょっと気分転換に出る。お茶の時間を挟む。など、タスクとタスクの切れ目にメリハリをつけていくことで、タスクをこなすモチベーションを維持しながら1つの作業の質もグッと引き上げることができます。