いよいよ都立推薦入試

中等部代表の内田です。
一昨日、出願日で昨日倍率がでました
そう、都立高校推薦入試です。
やはり今年も高校によって大きな倍率の開きがありましたね。
5倍を超える高校もあれば1倍台の高校もある。都立高校は先生の入れ替わりがあるため、組織として大きな軸を作るのが大変なので、倍率が安定するのは難しいでしょう。さらに私立高校無償化の動きも手伝って、都立人気が落ち着き、「都立だから」が通用しなくなってきているのだと感じます。塾としても、高校受験の基本は「都立対策」がなくなるだろうとも考えております。より一層、生徒一人一人に合わせた目標設定・指導・管理が重要になってくるでしょう。我々も社会の変化に合わせて進化を続けなければなりません。
さて、余談はこのくらいにしておいて、都立推薦の話題に戻しましょう。
2日にわたって実施される推薦入試。
1日目:作文(小論文) 集団討論
2日目:面接
体力というよりは精神的に疲弊する2日間だと言えます。
待ち時間の緊張はもちろんのこと、1日目は集団討論を通して他の受験生と関わり、関わるだけでなく集団の中で自分をアピールしたり、協調性を持って発言したり・・・とかなり気を遣います。受験生たちは相当なプレッシャーの中で2日間を過ごすことでしょう。
私自身、都立の推薦を受けたのですが、その時は作文と集団討論はなく面接のみの試験だったため、1日で終わりましたし、正直「内申があれば受かる」受験でした。
しかし今は違います。オール5の生徒でも上位校は平気で落ちます。
逆を返せば、十分な内申がなくとも受かる可能性があるということです。
その上で集団討論と面接は非常に重要です。(作文も大切ですが、逆転を狙うことを考えたとき、作文での逆転は難しいというか、差がつきにくいものです)
内申が少し足りなかったり、基準にぴったりの数値の人は、可能性がないわけではありませんし、むしろそういう状況で受かってきた生徒を何人も見てますので、諦めずに自分のできる最大限を発揮できるようにしましょう。
もちろん、推薦入試は「受かればラッキー」というものですから、どんな状況であっても過度な期待は禁物です。その年の入学者の20%ほどしか撮らないわけですから。
「落ちても気にすることはない」とよく言いますが、受験生本人のことを考えればそうも言ってられません。ただ、あくまで「本番は2月21日」と思うべきだとは思います。
受かったら一先ず休憩。それから高校の準備を進めましょう。
落ちてしまったらその日は落ち込めるだけ落ち込んで、翌日から切り替えて一般入試に向けて勉強を再開しましょう。家族も学校の先生も塾の先生も、みんな味方でいてくれるはずです。
1月26日 1月27日 頑張ろう、受験生。